僧侶13人が水行式と帰山奉告式 西条本妙寺
日蓮宗大本山の法華経寺(千葉県市川市)での100日間の大荒行を終えた中四国などの僧侶13人による水行式と帰山奉告式が16日、愛媛県西条市国安の本妙寺であり、大勢の信者らに水行を披露した。
本妙寺の村口泰慈住職によると、法華経寺で毎年11月1日から2月10日まで行われる大荒行には、全国各地から志願した同宗派の僧侶100人余りが挑む。荒行中は午前2時半ごろに起床。冷水を1日7回浴びる水行のほか、読経や写経に打ち込む。食事は朝夕2回のかゆやみそ汁などで、睡眠時間が1日2時間程度の生活が続くという。
16日の水行式では、僧侶や檀家(だんか)がうちわ太鼓に合わせて「南無妙法蓮華経」と題目を唱える中、大荒行を終えた本妙寺の村口泰淳副住職ら13人が登場。ふんどし1枚の姿になり、清めの言葉を唱えながら冷水をかぶって身を清めた。